子供の栄養、簡単に補えるものないかな?
成長期で栄養がたくさんあるものを食べさせてあげたいけど、子供って好き嫌いが激しい子もいて大変。
工夫して食べられるかなと試しても食べてくれなかったりして、結局作った本人が全部食べないといけないなんてことが多くてうんざりすることが続くと心が折れますよね。
私もいろんなものを作ってはみたものの、食べられるけど微妙だったり、ちょっとでも気に入らないと「食べないものリスト入り」になってしまって疲れてしまいました。
そこで「ベースブレッド」はどうかなと試してみたのですが、意外と好評でびっくり。
でも、昔からある「カロリーメイト」のほうが手軽で手に入りやすいというイメージもあって、どちらの方がより自分の子供にあっているかなと気になったので比較してみましたよ。
あなたのお子さんにどちらが合うのか栄養や食べやすさなどで比べていますので、チェックしてみてください。
長期休暇や災害時などの備えとしての比較も必見です。
子供にあうのはベースブレッドと
カロリーメイト、どっち?
ベースブレッドもカロリーメイトも、栄養をバランスよくとることを目的として作られています。
BASE FOODには、 26種のビタミンやミネラル、 たんぱく質、 食物繊維など、
BASE FOODサイトより
からだに必要な栄養素が ぎゅっと詰まっています。
身体に必要な5大栄養素を手軽に!
カロリーメイトは身体に必要な5大栄養素をいつでもどこでも手軽に補給し、現代人の食生活をバックアップするバランス栄養食です。
大塚製薬サイトより
では、どちらの方があなたのお子さん向きでしょうか?
9つの項目で比較してみました。
うちの長男ハリーは、小食で全部の栄養不足…だからベースブレッドが最適
味や食感などのおいしさは好み
ベースブレッドは種類により食感は異なります。
トーストしたミニ食パンはサクサクもっちりした食感ですが、菓子パンなどはふわっとしています。
菓子パンやレーズンパンに関していうと、香りのわりに甘すぎないという印象です。
そのまま食べられますが、トースターや電子レンジで温めて食べたほうがよりおいしく食べられます。
対してカロリーメイトはショートブレッドのような見た目ですが、サクサク食感と少ししっとりしているものの、食べるときは飲み物があるほうがより食べやすく感じます。
口の中の水分が取られちゃう感じがするよね
どちらも牛乳などの飲み物と一緒に摂るのがおススメです。
ごはん代わりになるベースブレッド
ベースブレッドは「1食に必要な栄養…」とうたっているくらいなので、間食というよりは食事向きです。
そのため、脂質、飽和脂肪酸、n-6系脂肪酸、炭水化物、ナトリウム、熱量を除く栄養素は1日の1/3を摂れる基準で作られています。
カロリーメイトは「5大栄養素をバランスよく」、「ビタミンは1日の半量」とあるので、どちらかというと栄養を補うための補食(間食)として手軽にとれるように作られています。
お腹と栄養を満たすならベースブレッド!
カロリーメイトは手軽な食べ物として良い
どちらもそのまま食べられるという点では優れています。
調理しなくても簡単に栄養が摂れるのはうれしいね
ただ、どんな場所でもとなると、食事向きのベースブレッドにはハードルが高いかもしれません。
カロリーメイトは学生の子が食べているイメージが強いので、場所を選ばす手軽に食べられるのがいいですね。
ベースブレッドは栄養バランスが優秀
18歳以上での栄養素等表示基準値に基づいたすべての栄養素で、1日分の基準値の1/3が摂れる(脂質・飽和脂肪酸・n-6系脂肪酸・炭水化物・ナトリウム・熱量を除く)基準で作られているため、これ一つで栄養をマルっと摂取できます。
これは大人基準ですが一部の栄養素を除いて、子供でも比較的バランスよく栄養素が摂れます。
カロリーメイトは「栄養補助食」と言われるので、不足しがちな栄養素を補うときに向いているといえます。
安く買えるのはカロリーメイトだけど…
1回に食べる量で比較してみると、カロリーメイトの方が安上がりだということが分かります。
スクロールして見れます⇒
ベースブレッド/袋(※1) | カロリーメイト 2本/箱 | |
---|---|---|
公式サイト | (送料込価格) | 119円 |
Amazon (公式ショップ) | 約300円 | |
楽天 (公式ショップ) | 約300円 | 約109円(※2) |
Yahoo!ショッピング | 約300円 | 115円(※3) |
コンビニ ドラッグストアなど | 268円 | 108円 |
※1:16個購入時の単品価格(送料込)
※2:2本入りが販売されていないので、4本入りの値段の半分の価格
※3:公式ショップがないので、最安値
ただ、カロリーメイトは栄養を補助する食品で間食向きなので、ベースブレッドが高すぎるわけではありません。
ベースブレッドは食事向きだよ
ベースブレッドよりカロリーメイトの方が賞味期限が長い
購入した時点での賞味期限ですが、カロリーメイトはだいたい10カ月ほど。
店舗の在庫によって多少前後するかもしれませんが、非常時に備えておくなら賞味期限が長いと安心です。
また、ネット販売限定で賞味期限が3年のロングライフのカロリーメイトもあります。
普通のカロリーメイトのチョコ味と変わらず、美味しかったよ!
ベースブレッドはだいたい1ヵ月前後の賞味期限なので、年単位の長期間保存するには向いてはいません。
それでも昔よりは長く持つよね
災害時の買い置きに良いのはベースブレッド?
賞味期限で判断するならカロリーメイトの方が長く保存できるのでいいのですが、あくまでも補助的に食べるもの。
メインの主食としては、ベースブレッドなどのお腹にしっかり溜まる食べ物があった方がいいですね。
東日本大震災時の避難所での食事を一部抜粋したものが下記です。
一日目の食事とか・・・すごくショックすぎる
人数が多い避難所での食事となると、やはり自助努力(自分たちで家族の分を準備)する必要があります。
小~高校生の成長期となると、これだけではお腹が持たずに元気もなくなってしまいますよね。
特に地震などの災害はいつやってくるかはわかりません。
買っとけばよかったと思う前に、備えておきましょう。
災害時の備えに
災害時の栄養の参照量を基にしたグラフは「災害時の買い置きはベースブレッドとカロリーメイト、どっちを選ぶ」で詳しく書いています。
添加物が少ないのはベースブレッド?カロリーメイト?
栄養素の比較はミニ食パン:プレーン(ベースブレッド)とブロックタイプ:バニラ味(カロリーメイト)だけですが、添加物は他の味もまとめてみてみましょう。
ベースブレッド8種
- 酒精
- 乳化剤
- 調味料(無機塩)
- 調味料(有機酸等)
- 酸味料
- 増粘剤(加工でん粉、キサンタン)
- 加工でん粉
- 増粘多糖類
- ソルビット
- 着色料(カラメル、カロテノイド)
- 香料
- 香辛料抽出物
カロリーメイト5種
- カゼインナトリウム
- 加工でん粉
- 香料
- ナリンジン
- カロチノイド色素
ベースブレッドは3~10種、カロリーメイトは3、4種の添加物が入っています。
ベースブレッドは長期間ふんわりした食感を持たせるための役割を持つ「乳化剤」や発酵による袋のふくらみを防ぐ「酒精」など、パンに欠かせない添加物が中心になっています。
食感や水分量など形状から異なるので、少ないからいいということではなさそうです。
ベースブレッドとカロリーメイトの栄養バランス比較
日本人の食事摂取基準(2020年版)から1食分(1日3食計算)に必要な栄養素がどのくらいの割合で摂れているのかをグラフにまとめています。
そのままのかたさのベースブレッドが食べられるのは3歳以降。
カロリーメイトは『離乳食が完了したお子様であれば、お食事の補助としてご利用いただけます。』とのことなので、3歳以降でグラフ化しています。
↓クリックであなたのお子さんの年齢に飛びます
3-5歳の栄養バランス比較
3-5歳はベースブレッド1袋とカロリーメイト2本分の栄養比較です。
カロリーメイトのビタミンは大人で「1日に必要な量の約半分」をカバーできるので、補助的に食べるなら1袋で良さそう
6-7歳の栄養バランス比較
6-7歳もベースブレッド1袋とカロリーメイト2本分の栄養比較です。
ベースブレッドもカロリーメイトも、カルシウムの量が半分ほどなので、牛乳などの飲み物があるといいね
8-9歳の栄養バランス比較
8-9歳もベースブレッド1袋とカロリーメイト2本分の栄養比較です。
ベースブレッドはぎりぎり1袋でも良さそうな栄養量…
カロリーメイトも、給食のない日の補助的な栄養としては2本で足りそうだね
10-11歳の栄養バランス比較
10-11歳もベースブレッド1袋とカロリーメイト2本分の栄養比較です。
どちらも栄養素の量が基準に届いてないね…
ベースブレッドは他のものと一緒に、カロリーメイトは間食など補助的に食べるのがおススメ
12-14歳の栄養バランス比較
12-14歳はベースブレッド2袋とカロリーメイト4本分の栄養比較です。
ありません。
大人と同じ量でも大丈夫な年齢だけど、成長期の子は「カルシウム」や「鉄」などの栄養素は他で摂らないといけないよ
15-17歳の栄養バランス比較
15-17歳もベースブレッド2袋とカロリーメイト4本分の栄養比較です。
女の子はダイエットとか気にする子もいるよね
しっかり栄養を摂れるベースブレッドの方がおススメ!
小麦やライ麦の全粒粉にチアシードのプチプチ感によってしっかりと噛むことができ、お腹も満たしてくれることで心も満足できます。
それぞれの年齢のグラフを見てわかるように、カロリーメイトは補助的な栄養補給として食べることがおススメです。
お腹を満たすためにカロリーメイトを食べると、ビタミンAの摂りすぎになるので気を付けてくださいね。
栄養をバランスよく、お腹を満たしたいならベースブレッドがいいよ
災害時の買い置きはベースブレッドとカロリーメイト、どっちを選ぶ
買い置きをするのにどのくらいもつかは選ぶ一つの基準になりますよね。
ただ、賞味期限の長さだけで選択するべきではない理由があります。
避難所での栄養素の摂取状況は?
下記のグラフは
- 管理栄養士 佐々木裕子さん:「東日本大震災時の避難所における栄養・食生活状況と管理栄養士としての支援について」
- 厚生労働省:「避難所における食事提供の計画・評価のために当面の目標とする栄養の参照量について」
から作成しています。
摂取不足を防ぐために配慮が必要な栄養素について、1歳以上というざっくりとした基準で決められているのですが、実際に避難所での食事では基準値を下回っています。
特に、一週目は半分を大きく下回る栄養素もあって、いかに自分たちで準備しておくことの重要性が分かるかと思います。
年齢ごとの栄養素摂取割合
避難している場合の栄養素の参照量ではずいぶんと少ない印象でしたが、通常の食事摂取基準で計算した場合を見てください。
↓クリックであなたのお子さんの年齢に切り替わります
たんぱく質以外の栄養素を見てみると、一週目はどの年齢も半分をはるかに下回る年代が多いです。
特にビタミン類や成長期に大切なカルシウムはほとんど足りていません。
非常食がインスタント麺ばかりだと、塩分の摂りすぎも気になるよね
ナトリウムを身体の外へと出す作用のある「カリウム」が十分な量含まれているベースブレッドは、空腹も満たしてくれますよ。
避難生活ではお腹を満たすだけでなく、栄養もバランスよくとることが大切です。
家族の空腹を満たす非常食に!
ベースブレッドは災害時だけでなく、長期休暇のごはん代わりにも活躍してくれますよ。
まとめ:食事はベースブレッド、カロリーメイトは間食用に
世界的な感染症の後、私もあなた自身も「健康第一」に過ごすことがより一層重要になってきて、食事を準備する側としてはプレッシャーもかかりますよね。
特に日本は「きちんと手作りで栄養もバランスよく」、さらには見栄えも気にして…
そのために必死になって疲れてしまっては元も子もないありません。
家事や育児だけでなく、仕事もとなると手に負えなくなってしまいます。手抜きが愛情不足ということにはなりません。
簡単に手を抜きつつ、栄養素もバランスよく摂れるものをうまく活用することも賢い選択ですよ!
公式サイトが一番お得!