前回、ハリーが学校の休み時間に忘れ物を取りに帰ってきていろいろと混乱しました。
学校へすぐに連絡(担任以外の先生に伝えれば)よかったものの、学校までそのまま子供を送り届けた私。
この頃から私の担任に対する不信感は膨らむ一方…
その後と冬休み前の懇談の時の話です。
悩みはハリーの味覚過敏
少し発達障害を疑っている
味覚過敏のびんかんっ子
字を書くのが好きじゃない
自分を意外性のある先生だと豪語する
目立ちたがり
子供に対して厳しすぎる
講師の先生でハリーの国語の授業を担当してくれている
「指導」という名の都合のいい真実
想像というか妄想というのか…
とにかくハリーは何か嫌なことがあったとしても教えてくれない、いや、表現ができなかったのかもしれませんが、私は常にこんなことがあったのではないかと尋ねていました。
うっかり見過ごした電話
学校の電話番号ってたくさんあるのご存知でしたか?
うちには今時らしく、家電はありません。でも学校からの番号は3つほど既に登録済み。
(知らない番号からの着信♫)
ん?誰からだろ
ま、またかかってくるよね
着信があったのを気付かず、あとで電話があったことに気付いたものの「誰か知らない番号」。
何か用があればまたかかってくるはずと思いそのまま忘れていました。
いろんな詐欺やら営業やらが増えたこともあって、知らない番号からの電話は取らない若者が増えているというのも納得です。
そう、そんなことより…
ハリーが休み時間に帰ってきたことが頭にあって、もやもやしてたのもあり「なんなんだ!」とばかり考えていました。
その逃した電話が学校からだなんて思いもせず、2日経ち、週が明けても連絡がないことに不満を覚え…。
おーい、自分が電話逃しちゃったんだよ~
はい、ごめんなさい
きっとその時の番号は学校だったのよね(確かめてないから未だわからないけど)
うまく隠していたのか、見抜けなかったのか
そこで週開けた月曜だったかな?
意を決して電話をすることにしました。
あの~、この間休み時間に縄跳びを取りに帰ってきたんですけど…
あー、はい。
何度も忘れるから持ってくるように話をしていたのですが、気付いたらいなくなっていて…
勝手に取りに帰ったことに関してはきちんと指導しました
そうですか(指導ねぇ…)
実は先週から給食を全く食べていなくてですね…
給食の先生が来て食べさせようにも、泣いて一口もたべていないんです
家で何かありましたか?
えーっ⁉
ほんとに「えーっ」ですよ。
そりゃ過敏で給食のほとんどは食べられないですよ。でも泣いて一口も食べないって…
そんなそぶりも何もなかったので私としたことが気付かず、反省です。
実はこの頃、あまりにも食べられないので学年でついてくれていた教科担当の先生に給食はみてもらっていました。
それに加えて給食担当の栄養士の先生も来てくれていたのに、全く食べず。
給食を全く食べていなかったにもかかわらず、一回電話しただけって…という不信感。
3年生のころの担任の先生がすごくこまめに毎日「連絡帳」に状況を教えてくれる方だったので、忙しくて連絡ができなかったわけではないだろうな~とは思いつつもそこは飲みこみました。
冬休み前の懇談で知った真実
ハリーは1年生のころから、感想や人物がどう思っているか?などのアウトプットが苦手で、ほとんど提出なんかもできていない状態でした。
毎年担任になる先生には伝えているものの、何もヘルプしてもらうこともなくて宙ぶらりんのまま。
S先生の”指導”は厳しすぎるのか、どうしようもなくなっていたので2学期からは1教科に限って別室指導をしてもらっていました。
もっと良い先生を増やしてほしい
ハリーは発達障害でも、グレーの状態でも診断としては受けていないから、公のフォローがしてもらえない。
近隣で病院にかかろうと思っても最低1年待ち。
きちんとした診察はしてほしいから、どうしても学校に頼らざるを得ない状況なのに
- 先生の仕事に対する待遇や環境が悪い/予算もつかない
- なり手がいない
- いい先生が集まらない
全部子供にしわ寄せがきているんですよね。
そんな状態なので、ハリーのようにちょっとはみ出ている子供をフォローする人がいなくて困る。
確かに、日常生活を送る上ではそんなに困っていない(もちろん、まだ親がいろいろと保護する立場だからかもしれませんが)ために、余計にどうしてあげることもできなかったのですが…。
別室指導してくれるインクルーシブ(※)担当の先生はこう言ってくれました。
この子は何に困っているんかな~ってことをまずは見ます
おおお!この考え方を全部の先生に必須にしてほしい!
そう、「困った子」ではなくて「何かに困っている子」としてみることで、問題解決の方法を探ってくれているんですよね。
少子化と言いつつ、クラスの人数は多くて40人を超えることも…。先生1人で見ることなんて負担が大きすぎます。
だからハリーなんかはどうすることもできなくて困っていたんですよね。
昔は「特別支援学級」のようにクラス自体が分かれていましたが、現在ではほとんどが一緒に学んでいます。
一部の教科で特に支援が必要な時に別のクラスで勉強しています。
ハリーのいた小学校ではこのクラスのことをインクルーシブと呼びます。
その先生が懇談の後に次男のクラスに移動中、一緒に行きましょうと誘ってくれました。
そこで聞いたのは、普段の学校生活からは知ることができない内情でした。
実はね、ハリー君がS先生に呼ばれて話しているのを聞いたんですが…
確かにね、彼は正しいことを言っています
でもね、子供に対する言葉づかいではないですよ、あれは
えっ、そうなんですか?
他の先生がそんな風に感じていることを知って、「あぁ、見た目通り。子供を虐げるような言い方をするのか。」と思いました。
給食を一口も食べなくなったことと、休み時間に家に帰ってきたこと、指導しておきましたということは全部つながっていたんですよね。
まとめ|口にできないからこその観察を
ハリーのように自分の気持ちや、外であった嫌なことを全て『忘れた』と言って話してくれないような子は、特に普段と変わった様子がないかを見てあげることは大切だなと感じました。
学校の先生と言えども、やはり赤の他人
今はいろんな人がいるので、全信頼はできないことも…
すべての先生を疑えとは言いませんが、やはり学校という閉鎖的な環境では何が起こっているのかを、学校にいる先生、子供がみんな把握することはできません。
このことから、見た目で判断することも時には必要だとは思いました。
特にS先生のように、(参観の)授業中に子供たちをにらみつけているような人は信頼できません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。