給食や家でのごはんを残さず食べるようにすることに対して、以前の私なら
世界には食べ物がなくて困っている人もいるからね~
…。
ちょっとくらいは我慢できるでしょ
うぅ…。
私の子供の頃は、みんなが昼休みに遊びに行っても「ポツン」と一人で食べるのが当たり前の時代だったしなぁ
こんな風に思っていました。
でも待って!
それって本当に本人はつらくない?
ハリーの小学4年生の頃の担任はまさに完食指導や完璧を求める人でした。
今は、こういった体罰的な行いも徐々に見直されていますが、まだまだ「教師」という立場を悪用して弱い立場の子供たちを虐げることをする人が残念ながらいるんですよね。
真摯に対応してくれる先生がいる一方で、こういう先生がいるのは本当に子供にとってマイナスでしかありません。
今回はハリーと担任との出会いと、「担任は選べないのか」について私の経験からのお話です。
悩みはハリーの味覚過敏
少し発達障害を疑っている
味覚過敏のびんかんっ子
字を書くのが好きじゃない
どんな先生かはブログ内で読んでください
進級初日はドキドキ
毎年4月になると「担任の先生は誰か」「どんな先生なのか」と言ったことが、子供も親も心配になる人はいると思います。
特にハリーは給食のことで困っていたので、担任が変わる度に同じ説明をしないといけない、それは私にとっても苦痛でした。
書類記入をうっかり忘れた日
3年生の時の先生は、こまめに様子を見て知らせてくれる面倒見のいい先生で、それこそちょっと油断した面もありました。
毎年、「家庭状況調べ」という家族構成や連絡先、子供の状況を伝える書類を書かないといけないのですが、うっかり最初の給食に間に合うように書くのを忘れてしまったのです。後で振り返ると、この忘れたことがきっかけで担任の人となりがわかったような気もします。
ハリーが帰宅すると、なんだか様子が変…。
大概は給食のことだろうなと思って聞き出してみると案の定。
先生が怖くて、減らしてって言えなかった…。
しまったーっ!
私が書類描いてなかったからだ…。
毎年初回の給食に間に合うように提出していたのですが、この時はうっかりしてしまい、本人はつらい思いをしたようです。
そして4月に入って早々に参観があったのですが、当日の朝に学校へ行きたくないと言い出しました。
うーん、せっかくの参観なのに…仕方ないか
学校へ休むということを電話しました。
この時、まだ担任の先生には会っていなかったので、どんな怖い先生かわかりませんでした。
電話で感じた違和感
最初の参観日だったからでしょうか。
朝、『学校へ行きたくない』と言っていると連絡して休ませることに。
しかし担任は『何時間目からでもいいから、これそうなら待っているから来るように伝えてください』と。
私もどう言えばいいのかわからないし、男の人の中には”はっきり言ってくれないとわからない”という人もいるので、はっきりと
先生のこと怖いからって言ってるんですよ…
と言いました。すると話の流れで
僕ねぇ、子供たちに言われるんですよ~
「先生って思ってたんと違うなぁ」って
(え、どういうこと?)
あっ、そうなんですねー
自分のことを「意外性のある人物」と言われたのですが、電話でしか話していないので何とも言えず、どういうことだろうと混乱したのを覚えています。
ところでこんなこと言う人がたまにいますが、どう思いますか?
- 高学年だからしっかりしないと
- いつまでも低学年じゃないのだから厳しくしないと
私は(成人年齢は18歳からになりましたが)20歳そこらで成人式にふざけて捕まったとか、中学生がSNSで知り合った人に会いに行ったとか、まだまだきちんとした判断ができる年齢ではないのに、なんで急にそんなにしっかりしないといけないんだろうと思います。
人それぞれ、責任ある行動をとれるようになるのは成長や他の人とのかかわりの中で学んでいくことなので、ある日を境にできるようになるわけではないですよね。
出会ってわかった意味
ハリーが学校を休んでも、次男のタイガは普通に通っているので、私は参観するために学校へと行くことに。
何度も電話するより、早めに学校へ行ってハリーの担任に「やっぱり行けない」ことを伝えようと決めました。4年生の教室へ行き
こんにちはー!○○の母です
子供たちに囲まれていて、この時先生の姿は見えなかったのですが…
はいー
(えっ!?あれ?教室間違ってる?)
思わず入口の組を見直しました。
そう、驚くのも仕方ない(笑)
だって子供の影から現れたのは、すごい茶髪の短パンを履いた先生だったのですから!
日本人って見た目で判断しがちだから、そういうの良くないなと思いつつ衝撃が走ったのを覚えています。
そして先生が電話で言っていた「思ってたんと違うとよく言われる」ってチャラい格好してるけど~って意味だったのかなと悟りました。
違う意味で「思ってたんと違う」と思うようになるのはだいぶ先の話でしたが。
担任は選べないの?親ができることは?
毎年4月になると「担任の先生は誰か」「どんな先生なのか」と言ったことが、子供も親も心配になる人はいると思います。
私自身もそうでした。
ハリーはどう思っていたのか、いつもごまかすのでわかりませんでしたが。
担任の先生は選べるのか
これは結論として3、4割はYESかなと思います。(あくまでも「私の感覚」でです。)
しかしこれは噂で「あの先生は良くないから避けたい」という理由では無理なんじゃないかなという実感です。
うちの学校の場合、選んだというより「避けた」というのが正しいですね。
相談をした先生によっては、悪い印象を持たれることもあるので相談するには相当悩みました。
担任との相性…親としてしたこと
ハリーと問題の担任との相性は「最悪」でした。
来年度もまた同じなんてことになれば、気が気でなくなってしまう。
そこで一番信頼できる先生、もちろん親としてこの人なら信頼も、学校の中での役職においても問題ないと思う当時の教頭先生に相談しました。
相談した次の年には校長先生になってるんだけど、同じ学校の用務員さんから「尊敬する人」にも選ばれる方でした
悪い表現ですが「他の大人の見えないところで子供たちを支配しているような状況」で子供が困っている状態だったんだと思います。
そういった時には他の先生に相談して様子を見てもらうこと、もしくは対応をしてもらうようにお願いすることが大切です。
私は具体的に○○の状態で困っていて、今の担任の先生から指導を受けるのは(兄弟ともに)無理ですと伝えました
こんなことで困っていることをはっきりさせること、同じクラスの友人のお母さん経由で担任の教室での様子も聞いていました。
他の親との交流を持つために必要なこと
昨今、PTAのあり方について議論され、活動に否定的な保護者の方も多くいるように思います。
確かに長い間賃金が上がらず、共働きが当たり前の状態や先生方の労働環境を考えると、絶対に必要な組織でもないなというのが本音です。
しかしPTAの役員や委員になることによって、他の学年や今まで交流がなかった保護者の方と繋がることができて、欲しかった情報や学校の方針、いろんなことを知ることができるようになりました。
保育園や幼稚園と違って、保護者間の交流も徐々に少なくなっていきがちなので、こういった場を活用するのも一つの手かなと思います。
特に進んでPTAをする人は、学校側と頻繁に交流していて活発な人が多く、こんなことを聞いてもいいのかなと思うようなことでも答えを得ることができるので私はありがたく思いました。
学校の様子やいろんな情報を得る場所だと割り切って、PTAをやったり、行事に参加してみるのも一つの手段です。
まとめ|第一印象はだいたい当たっている
短く担任との出会いをまとめましたが、最初に感じる印象ってだいたい思った通りなんだとわかりました。
もっとたくさん話してみないと、その先生の人となりは分からないこともあるかもしれないのですが、わが子が感じる「恐怖」というものが伝わってきていたのかもしれません。
どの社会的なグループでもそうですが、上に立ってまとめ、引っ張っていく人が邪な考えをもっていると個々の能力は発揮されないし、心を病んでしまうことがあるなとつくづく思いました。
わが子の異変にいち早く気付いてあげて、本人が楽しく学校へ通えるようにしてあげたいなと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。