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食べ物の好き嫌いは克服すべき?食事を楽しむことの必要性について

あなたのお子さんの嫌いなものは何ですか?

いくつありますか?

うちの子の嫌いなものは、好きなものより多くて挙げきれません。

「食べさせてあげるものがない!」

毎日続く悩み、ちょっとでも軽くするためのコラムです。

こんな人向けの内容です

子供が好き嫌いするのがなぜかわからない。

子供が食べるものがなくて毎日の献立に困っている。

母親目線での考えですが、学校の先生にも知ってほしいです。

感覚過敏とは何か

感覚過敏とはいったい何なのか、いろんなサイトや本で調べた中で一番わかりやすかったのがこちらです。

まず、『感覚』ってなんだろうと思った時に私が読んだ本には、

▶もっとも単純な刺激要素を主観的に認める働きのこと。

▶感覚器官(目、耳、鼻、口、皮膚)やそれ以外の各器官(内臓等)から刺激や情報を受け取り、末梢神経の感覚神経を通して脊髄と脳に伝える働き。

感覚過敏は治りますか?|栗本啓司

そして『過敏』は過度に反応することなので、『感覚過敏』とは

▶刺激を受け取る働きが過度になってしまうこと。

感覚過敏は治りますか?|栗本啓司

この本を読んで「おやっ?」と思ったのは、五感だけを″感覚″としていれて説明していることが多くあるのに対して、『内臓』からの情報も含まれているというところ。

わが子の面倒な離乳食もようやく「一つ月齢が進んだな」と思った矢先、お腹を下してしまって月齢を戻さないといけないことがありました。

結局体調を崩したこともあって、私があげた離乳食が『内臓が消化するだけの発達』に合っていない、「月齢を一つ戻してあげるように」と病院では言われました。

そういえば大人でも体調悪いときは消化のいいものをつくるよね

この経験があったからこそ、この本に書かれていた「内臓などの器官も含まれると理解できましたよ。

味覚過敏と偏食って違うの?

誰しも嫌いな食べ物って一つくらいありますよね。

私は「トマト」が大嫌いでした。

口の中に含むと胸のあたりから「オエ~」と吐き戻されてくる状態でした。

私の子供時代には「偏食」と言っていましたが、「味覚過敏」と違いがあると思いますか?

私が思う『偏食』は、食べようと思えば食べられるってことかな?

大人と子供の舌の違い

子供のころに苦い食べ物が嫌いだったのに、好んで苦いものを飲んだり食べたりするってことありますよね。

特に子供と大人の『味蕾(みらい)』の数が違うということは聞いたことがあるかもしれません。

味蕾(みらい)

脊椎動物の味覚器。主に舌の粘膜の乳頭に分布する、花の蕾(つぼみ)状の器官。頂部の小孔から味の刺激を受け、味覚神経に伝える。味覚芽。

Weblio辞書:https://www.weblio.jp/content/%E5%91%B3%E8%95%BE

簡単にまとめると、舌や口の中にある器官のことで味を感じるためのもの。

赤ちゃんの時は約1万個あるのに対して、大人(成人)になると7500個くらいに減ってしまう。


これじゃ、いくら大人が『苦くないピーマン』を作っても子供は苦いと言うはずですね。

森永製菓が以前行っていた「子供と大人の好きなビスケットが違う」アンケートでも、子供と大人では好みがわかれると結果が出ています。

口の中のセンサーが過剰反応

じゃあ、成長共に食べられるようになるのか?というとそうでもない。

息子の味覚過敏だと、

  • 食感で嫌な感じがするものがある。
    (例:サクサクしたもの『とんかつの衣』、パサパサしたもの『鶏むね肉』など)
  • においが嫌だと感じる。
    (例:独特のにおい『納豆』、『キムチ』など)
  • 見た目で拒否をする。
    (例:緑色の野菜など)

口の中で感じる刺激が強く、また視覚での心理的な嫌悪感も影響しています。

例えば息子は、ヨーグルト一つをとってもメーカーが違うと『異なる食感や味』があるようで一切受け付けません。


Xでも少しの違いがわかる子っているようで

こっそり混ぜても気づかれたり、『いつもとは違う』という少しの違いで食べてくれないということが多々あります。

一時期品薄のヨーグルトは『もう食べないものリスト』入りになった…

メーカーも違うとダメ、長い間食べられないとまた苦手になるという悪循環。

微妙な変化や食感の違いが強く表れます。

発達障害との関係

よく『感覚過敏がある』というと、発達障害の子に多いと聞きます。

それこそ成長ものんびり、いろいろなことが遅かったので「??」という思いはありましたが、発達障害でなくても『感覚過敏』ということはあります。

ただ小さい頃から感じる違和感もあって、今は発達障害があるのかなと疑っています

食べられるもの、食べられないもの

子供が小さい頃は、今のようにネットで誰かが「○○が苦手で食べられないんだよ」ということの情報はあまり入ってこない時代。

こんなに食べられないものが多くて、悩みの底なし沼にいるみたい

生きるために必要な『食べる』という行為も、味覚過敏の子にとっては苦痛を伴うことが多くて、それ自身を親としてもわかってあげられませんでした。

いわゆる偏食が始まったのが1歳半ころから。

『味覚過敏』だとわかるまでに要した時間はほぼ9年です。

現在、作ったら食べられるものがこちら。(市販品を除く)

食べられるもの
  • 餃子(キャベツ、牛豚ミンチ)←現在△
  • とり天(ささみ肉)
  • チキンナゲット(ささみ肉)
  • たこなしたこ焼き(ウィンナー入り、メーカーは問わない)
  • ジャガイモの明太マヨピザ
  • 唐揚げ(たまに食べない)
  • カレー(玉ねぎ、にんじんはすりおろしで圧力調理)
  • 味噌汁(白菜、にんじん、大根、油揚げ)
  • 簡単コロッケ(モッツァレラチーズ入り)
  • かぼちゃの春巻き
  • かぼちゃのプリン

こんなんで栄養大丈夫かって思える少なさです。

そして絶対に嫌!というものはこちら。

食べられないもの
  • いちご(つぶつぶが嫌)などフルーツ全部
  • ごま(ふりかけも含む)
  • タコやイカなどの魚介類
  • プチトマト
  • レーズン
  • 混ぜご飯(白米でないとダメ ←混ぜる前のご飯のみならOK)

これらの食べられないものは、味覚過敏がある他の子供でも《嫌い》な傾向にあると耳にしたことがあるものです。

ほかに食べられないものがたくさんあります。

ここにリストにするときりがありません。

味覚過敏の場合は『栄養バランス』を一番に考えるよりも、本人が食事を楽しめるかどうかが大切なことだなと私は思っています。

それには、留学中のホストファザーの言葉が今も心にあるからです。

ホストファザー
ホストファザー

食事は楽しんでするものだ

嫌いなものを無理に食べるのは、楽しいことじゃないだろう

そう、楽しんで食べることが一番

無理に食べさせることは本人にとっても、周りにとってもつらいだけです。

食べ物の好き嫌いを克服するには?

コロナ禍で外出する機会が減った一方で、息子の食べられるものにも変化がありました。

これいらんわ

え?前食べてたのに…

悲しいことに食べられるものがたくさん減りました。

季節柄作らないものもあったので、期間が開いて食べなくなったというよりは、外出するという《運動の量》が減ったことの方が大きかったです。

また、放課後児童クラブなどに参加していたころと比べると、明らかにわが子の『おうち好き』は『過敏』を助長しています。

減ったら増やしたいもの。

食べられるかどうかは賭けみたいなものなので、まずは

  • 他の家族が食べられるものであること
  • 市販品でも嫌なものの『材料』を教えないこと

の二つに気を付けています。

こっそり混ぜたり隠すのは良くないという意見もあるかもしれませんが、本人の「おいしい!」や「食べられる」という自信を育ててあげるほうを優先しています。

市販品だと、舌触りがなめらかだったりで『嫌いなものが入っているという情報』を本人が目にしない限り食べれることがこれまでもあったからです。

もう一つ気を付けたいのは、

  • 嫌なものを全て取り除くのは、家族と一緒の時

学校にも『味覚過敏であること』はきちんと伝えていて、『無理に食べさせない』、『挑戦するのは少量』でお願いしています。

給食だと食べられたり、雰囲気が違うことで食べることができるものはあるので少しずつ挑戦していければいいと思っています。

そして最後に、

  • 大げさに「おいしそうだね、これ!」と言ってみる

これは、実家から送られてきた市販品を見た時の反応です。

おいしそうだということ自分に向けて言っていますが、それを聞いて『興味を持つ』、『食べてみたいと思う』心をくすぐります。

一人で食べそうな勢いで言うと、ほぼ「ぼくも…」と言い出します

まとめ:楽しんで食べることは「心の栄養」に

「毎日のご飯作りが嫌になる」

そんな風に今も悩んでいますが、『クリアするのが難しいゲーム』のように少しずつ解決策を見つけていく日々です。

わが子に合うやり方が、すべての味覚過敏の人に合うとは思いません。

でもこれらのやり方を見て、自分の子供に合う方法やうまい対応策を見つけてくれれば、みんなが楽しく食事をできるようになるのではないでしょうか。

また、こうやって食べることに悩む人がいることをたくさんの方に知ってもらうことで、外食先での選択肢も増えてくれると嬉しいです。

食べることは「生きていくために必要」

楽しんで食べることは「心を豊かにするための栄養」

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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